テーマ「未来の建設」。万博会場の中央に出現した緑のエリアも最新技術の実験場。1500本の木を植樹して作る「静けさの森」を作ったのはAI(人工知能)。日建設計が新たに開発したプログラムを活用。“自然の森を再現”“日陰を多く作る”などの条件を設定し、ケヤキやイチョウなどAIが最適な配置を導き出した。これまでは専門家が技術や感覚をもとに設定してきたが、AIを使うことで2週間かかると見込まれた森の設計が、30分に短縮できたという。現場の造園職人にもメリット。AIが木1本1本の緯度と経度も指定するため、GPS装置を使って、植える場所を瞬時に特定できる。大屋根リングの脇には、颯爽と歩くロボットの姿。