台風10号は、ゆっくりと九州を横断中。西日本から東海では線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。台風10号の暴風域はなくなったが、九州・中国・四国の広い範囲が強風域に入っている。今後も動きが遅く、来週初めにかけて西日本を東に進む見込み。台風による湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。九州北部、四国、近畿、東海では線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性がある。あす朝にかけて、四国で400ミリ、東海で300ミリ、近畿で200ミリの雨が予想されている。引き続き、土砂災害や低地の浸水、河川の増水や氾濫などに厳重な警戒が必要。台風の動きが遅いため、あす以降も大雨が続く恐れがある。最新の台風情報や自治体からの避難情報をこまめに確認するよう注意が必要。