去年の秋は約2000円だった米5キロの店頭価格が現在は約3400円と約7割の値上げとなっている。影響は毎日大量の米を使う弁当店にも出ている。取材した弁当店では30円~150円値上げすることになったという。去年起こった「令和の米騒動」、スーパーから米が消え価格が高騰。新米が出回るころに落ち着くとみられていたが、いまだ価格の高騰は続いている。昨年は一昨年に比べ、生産量は増えているのに、スーパーなど店頭の米は減っているねじれ現象が起こっている。これについて宇都宮大学・小川教授は「おコメを投機対象として集めているところもあるのではないか」と指摘。市場関係者によると、一部の卸売業者など高値で売るためコメをストック(貯蔵)。これにより市場に出回る量が減り価格が高騰しているとみられる。政府は供給不足に備え政府が在庫として保有している備蓄米を販売できるよう新たな制度を整えると発表。