闘病中の子どもたちを支えるファシリティドッグの効果に期待が高まっている。静岡県立こども病院は15歳までの子どもの治療を中心に行っており、がんや心臓病など高度な専門医療を必要とする子どもたちが多く入院している。ゴールデンレトリバーのタイは闘病中の子どもたちを支えるファシリティドッグ。ファシリティドッグは特定の病院に所属し、ハンドラーと呼ばれる看護師などとペアで入院し患者の心のケアをするのが主な仕事。子どもたちの癒やしになるだけでなく、検査や注射などにも付き添い不安を和らげることで治療をスムーズにする役目もになっている。ファシリティドッグは国内ではまだ6頭しか導入されておらず西日本には1頭もいない。普及を阻む大きな要因になっているのが導入で約2000万円、維持費として年間約1000万円かかる費用。兵庫県立こども病院ではファシリティドッグ導入に向けて動き出している。この日はドッグトレーナーが病院の環境を確認をする。課題だった費用はクラウドファンディングで寄付を募った。開始11日で目標金額を達成し、最終的には4500万円が集まった。今後は病院内での研修や環境の整備、犬とハンドラーの育成を行い、2027年4月までの導入を目指している。
住所: 静岡県静岡市葵区漆山860
URL: http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/
URL: http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/
