ランキング2位「コメ価格3週ぶり↓古古米の味を数値化」。毎週月曜日、農水省がコメの価格について発表しているが、きのう初めて都道府県別の価格が発表された。江藤前農水大臣のときに放出された備蓄米を含むブレンド米の価格を見ると、最も高いのが静岡県と三重県の4280円。一番安くなったのは北海道で3215円、地域によっては1000円以上も差がある。この高値の原因について小泉大臣は、農水省の政策の失敗を認めた。全国のスーパーで販売されたコメ5kgあたりの平均価格は前の週より25円安い4260円だった。自民党の幹部は週末販売が始まった2022年産の備蓄米を試食した。森山裕幹事長は「おいしい」、小野寺五典政調会長は「新米と同じような感じ」などと述べた。一方、参院予算委で立憲民主党・石垣のり子参院議員は「2021年から少なくとも3年連続生産量よりも需要実績が上回っている」と追及した。小泉進次郎農水大臣は「見立てを誤ったことも事実」などと述べた。
きのうも備蓄米の販売に大行列が出来た。しかし、斎藤洋明財務副大臣は「月に日本国民が60万トン以上コメを消費するわけだから、30万トンの備蓄米を全量出したって半月分でしかない」と疑問を呈した。政府はコメの安定供給に関する関係閣僚会議を今週にも立ち上げ、コメ価格高騰の要因などを検証することにしている。
今販売している2022年産古古米の備蓄米と、2024年産のブランド米(5kg4406円)は味や品質にどんな違いがあるのか。味香り戦略研究所に、コク、におい、ねばり、やわらかさ、あまみの5つの成分の解析を依頼した。2024年産のコメはコク、におい、ねばりは高く、やわらかさ、あまみは低いという結果になった。あまみは備蓄米の方が上だった。高橋貴洋主席研究員は「熟成していくとでんぷんがちぎれやすくなって、あまみの物質に変わりやすくなる」などと分析。そして古古米はやわらかいという結果だった。細胞が劣化して砕けやすくなっている可能性はある。食べ慣れたコメの味と比べると違和感を覚えるかもしれないということだ。味のついた食べ物と合わせるといいかもしれない。
きのうも備蓄米の販売に大行列が出来た。しかし、斎藤洋明財務副大臣は「月に日本国民が60万トン以上コメを消費するわけだから、30万トンの備蓄米を全量出したって半月分でしかない」と疑問を呈した。政府はコメの安定供給に関する関係閣僚会議を今週にも立ち上げ、コメ価格高騰の要因などを検証することにしている。
今販売している2022年産古古米の備蓄米と、2024年産のブランド米(5kg4406円)は味や品質にどんな違いがあるのか。味香り戦略研究所に、コク、におい、ねばり、やわらかさ、あまみの5つの成分の解析を依頼した。2024年産のコメはコク、におい、ねばりは高く、やわらかさ、あまみは低いという結果になった。あまみは備蓄米の方が上だった。高橋貴洋主席研究員は「熟成していくとでんぷんがちぎれやすくなって、あまみの物質に変わりやすくなる」などと分析。そして古古米はやわらかいという結果だった。細胞が劣化して砕けやすくなっている可能性はある。食べ慣れたコメの味と比べると違和感を覚えるかもしれないということだ。味のついた食べ物と合わせるといいかもしれない。