富士山の静岡県側で、来月10日の山開きから入山料の徴収などが始まることを受けて、登山口で受け付けを行う現地スタッフの研修が御殿場市で開かれ、約30人が参加した。研修では始めに、先月施行された富士登山条例について県の担当者から、ことしの夏山シーズンから富士山の登山規制で、登山者1人あたり4000円の入山料を徴収することや、静岡県側に3つある登山口の通行時間を規制することなどの説明がされた。一方で、学校での修学旅行や遠足などで入山する場合は、入山料が免除されるので、県が発行する通知書を確認することなど、注意事項も伝えられた。研修を終えたスタッフは、富士山の夏山シーズンが終わることし9月10日まで業務にあたる。