NATOのルッテ事務総長は28日、「北朝鮮の部隊がウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州に配置されたことを確認した」と述べた。また、韓国の代表団とNATO理事会で場合によっては必要となるかもしれない対応について協議したとした。一方、ロシア・ラブロフ外相は欧米側は、北朝鮮の部隊のロシアへの派遣を非難することでウクライナに軍関係者を送るなどの軍事支援を正当化しようとしているとけん制した。ウクライナ軍によると北朝鮮から派兵された3000人以上の部隊の組織化が進められており、ロシア政府のクルスク州で夜間訓練を実施しているという。さらに、ロシアに駐在する共産主義国家の大使館スタッフらが通訳と視察のため訓練の現場に到着したという。一方、NATOのルッテ事務総長も北朝鮮部隊の配備を確認したと述べた。ロシアは、ウクライナ側はすでに、よう兵を投入していると反ばくしている。ラブロフ外相は北朝鮮とロシアは軍事攻撃を受けた場合に助け合うことになっているので国際法には違反しないと主張した。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は北欧諸国にウクライナの勝利計画を説明しNATO加盟への支持を求めるためにアイスランドを訪問した。