北朝鮮がミサイルを発射した瞬間、韓国・アメリカ・日本の3カ国は3つの情報をリアルタイムで共有することになる。発射された瞬間、発射地点などを推測する探知、発射された飛翔体の種類などを判断する識別、どこに落下するのか予測する追跡の情報。これまでは韓国・アメリカ、日本・アメリカでそれぞれ共有していた情報を3カ国がリアルタイムで共有。韓国国防省の報道官は「3カ国の安全保障における協力が新たな時代の幕開けを早めるだろう。平和と安定を保証するため3カ国の協力を引き続き強化していく」と述べた。ミサイルを発射する地点と着弾地点によって、発射当日の気象状況に応じて、レーダー収集に有利なレーダーの位置や種類が違ってくる。しかし、3カ国が情報を共有すれば北朝鮮がどこでどの方向に発射しても飛行経路や着弾地点を予測することができる。安全保障の専門家は「有事にはミサイルを探知するためのレーダーなども攻撃の対象になり得るため韓国以外の国からの情報は大いに役に立つ」と話す。3カ国は北朝鮮の核ミサイルの脅威に対応し、不定期で行ってきた海上訓練などを定例化する共同訓練計画もまとめた。