終活が若者に広がっている。取材した若者には死を特別なものとして避けない姿勢が共通していた。イベント会場で話を聞くと、終活は「堅苦しい」と思っていたという声が多かった。若い人たちにとって終活は今を生きるために取り組むもので、ゴールをまず決めてそこから逆算して生き方を決めていくというコスパを大事にする若者特有のところもあるとみられる。若い世代に終活が広まる背景について聖徳大学・長江曜子名誉教授は「子どものころ東日本大震災やコロナ禍など社会の中で多くの人が亡くなる経験をしてきたことが背景にある」と話している。また、終活については結論を急ぎすぎず適度に行うことが重要で、家族や友人との対話や終活イベントの参加などを通して自分なりの考えを形づくっていくことが大切。
