北海道・音更町にある大手乳業メーカーの工場では毎日240トンの牛乳などを生産している。工場の電力を管理する監視室では2年前から民間気象会社の落雷情報サービスを利用している。エリア内で落雷が発生すると自動で警報が鳴る。こうした情報や予測を基に停電などが起きないように自家発電に切り替えることにしている。サービス導入のきっかけの一つとなったのが3年前の落雷だった。サービスでは工場付近だけでなく送電線が通っている約400キロを監視エリアに設定したことで遠く離れた地域の落雷の状況が確認しやすくなり迅速に対応できるようになったという。さらに工場では雷による機械の故障を防ぐ機器を新たに設置するなど雷リスクへの備えを続けていくとしている。