2020年3月、三浦龍司は「東京五輪はどうなるかわからないけど、次のパリは3000m生涯で目標にしていく」と話してた。1年後、三浦は東京五輪3000m障害に出場し日本人初の7位に入賞した。順天堂で三浦を指導しているのは長門俊介駅伝監督。長門監督は学生時代、箱根駅伝に4年連続で出場。選手時代は3000m障害になじみはなかったが、三浦の練習メニューなどを考えた。しかし三浦は箱根駅伝では注目度の高さに見合った結果を残せていない。夏、チームメイトが走り込みをしている最中、三浦は世界の大会に出場していた。今年、三浦はキャプテンに立候補し世界選手権などで活躍した。しかしチームのリーダとしては葛藤があったという。中目とは別のメニューをし海外遠征などでチームを離れることも多かった。出雲駅伝では三浦は出場せず仲間のサポートに回ったがチームは10位だった。11月の全日本大学駅伝で、三浦は出場するも区間8位。順天堂大学は11位だった。その後、三浦は練習で先頭を走りみんなを引っ張り、仲間とのコミュニケーション増やしていった。三浦は「達成感や充実感をみんなで味わいたい」などと話した。