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「頼清徳さん」 のテレビ露出情報

きょうのテーマは「”またトラ”に身構える中台の半導体産業」。トランプ氏がアメリカ大統領に復活する”またトラ”により経済摩擦が起きる懸念がある。中でも半導体産業に影響があるそうで、山田さんは「直接的に影響を受けそうなのは、中国・台湾だと思う。米中のハイテク摩擦は前回トランプさんが在任だった2018年春にアメリカの半導体メーカーが中国の通信機器メーカーに半導体チップを輸出することを制限するということから始まった。その後政権は代わったがバイデン政権にも引き継がれた。始まりから見ると6年半ほど経っているが、その6年半で何をやってきたかというと大きく2つ。1つは中国に対して先端半導体そのものを輸出、またはその製造技術を移転するということを対中制裁で段階的に強化したというのが1つ。もう1つはアメリカそのものが自国内に先端半導体工場を作ろうとサプラーチェーンを構築する。この2つをアメリカの政権はやってきた。今回出そうな影響は、1つ目については規制が再び厳しくなると中国はまた苦しくなる。もう1つは、アメリカ国内に半導体工場を作ると言っているが、実は担い手は台湾のTSMCが650億ドル(10兆円弱)でアリゾナに工場を建てると言っている。それがトランプさんが台湾に対する政策をどうするかによって変わってくる可能性がある」などと話した。
”またトラ”により危機感を持っているのは中国・台湾のどちらか。山田さんは「一般的に中台とアメリカの関係は、どっちかが得するとどっちかが損するという関係。今局面では台湾が危機感を持っている。理由はトランプさんが『台湾の半導体産業がアメリカの半導体ビジネスを盗んだ』と言っている。半導体生産が台湾を中心とする東アジアに寄ってしまっていることに対する危機感だと思うが、一方でエヌビディアやアマゾンなどAIの半導体を開発している会社は製造能力を持たないので、基本的にTSMCに任せている。そういう意味でアメリカと台湾の半導体はWin-Winの関係にあるんですが、それもあってアリゾナに工場を建てようとしているが、トランプさんはそれにプラスしてアリゾナの工場にはバイデン政権が実行した”CHIPS科学法”を根拠に、補助金や税控除をしようとしているが、それがフェアじゃないとおっしゃっている。彼の主張は『関税を上げればTSMCなどもアメリカに工場を建てざるを得なくなるんだから、お金を出すようなことをしてはいけない』というもの。ただTSMCからすると補助金を出すと言ったから工場を建てると言ったのに、これが根本から覆るので台湾の中では非常に心配されている」などと話した。
次期トランプ政権と台湾の落とし所について。山田さんは「台湾の中でも『選挙キャンペーンの中でそういうことを言うこともあるだろう』とどこかで妥協感を見いだせるんじゃないかという議論にはなっている。ただし台湾には弱みがあり、台湾当局とアメリカに正式な外交関係はない。去年5月に就任した頼清徳さんがトランプさんと直接話してディールするということは表立ってはできない。もう1つは台湾は中国からの軍事的な圧力に常にさらされている。単独では対抗しきれないのでアメリカの保護は必要で、そうなるとアメリカにあまり強いことは言えない。中国の中ではアメリカの大統領が誰になろうがハイテク摩擦が緩むことはなかった。一方、もっと広く言うと関税を60%くらいに上げると言っている。これは中国全体に対するものなので、半導体だけのものではない。半導体については関税よりも技術的な制裁をどのように強めてくるのかという方が中国は気になっていると思う。日本への影響については、日本の半導体は国際競争力がある。現状は国別でみると中国は一番の客だし、台湾もそれに次ぐくらいの規模なので、どうしても仲良くはしたい。直接的に日本の会社に『制裁を破ったよね』となって制裁対象になりかねないので、地雷を踏んではいけないということだと思う」などと話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月13日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュースワールドEYES
米国大統領選挙でトランプ氏勝利により米中関係は。トランプ氏はかつて大統領在任中に中国からの輸入品に高い関税をかけ、中国が報復関税をかけ貿易戦争と呼ばれる事態を招いた。また、2017年、米国軍は中国が支持していたシリア・アサド政権に対して反対勢力に化学兵器を使用したとして50発以上の巡航ミサイルを撃ち込んだ。この時習近平国家主席はアメリカ訪問中でトランプ大統領[…続きを読む]

2024年11月12日放送 21:00 - 22:00 NHK総合
ニュースウオッチ9(ニュース)
航空ショーを開催したきょう、中国軍が戦闘機や無人機などを台湾周辺の空域に進入させたとして、台湾は警戒を強めている。中国が軍事的な圧力を強める中、台湾は日本や米国のトランプ次期政権とどう関係を築こうとしているのか。キーパーソンの1人、台湾・李逸洋駐日代表に聞いた。李代表は2000年代に民進党政権の閣僚などを歴任。その後、台湾・蔡英文政権では、総統府の上級顧問な[…続きを読む]

2024年11月12日放送 8:00 - 9:55 テレビ朝日
羽鳥慎一モーニングショーニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
トランプは台湾有事について「中国が台湾に軍事侵攻するなら150%〜200%の関税を課す。米軍の軍事的な関与は必要ないだろう」と述べた。また台湾に対しては「台湾は米国の半導体ビジネスを全て奪った」と世界シェアトップの台湾が富を得ていると不満を示した。これまでの米国政府の対応は、台湾への最大約817億円の軍事支援を発表。中国は「台湾はいつでも米国の捨て駒になりえ[…続きを読む]

2024年10月26日放送 6:00 - 8:00 テレビ朝日
グッド!モーニングけさ知っておきたい! NEWS
台湾・頼清徳総統は昨日、中国本土からわずか数キロの金門島を訪れた。この日は75年前に中国軍が上陸し台湾側と激戦を繰り広げた「古寧頭戦役」を記念する式典があり、頼総統は犠牲者らに献花した。頼総統は「我々は民主的で自由な生き方を大切にしていて、いかなる外部勢力も台湾の未来は変えられないし、それも許すつもりもない」と述べ、北朝鮮がロシアに兵士を派遣したとされること[…続きを読む]

2024年10月26日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道INTERNATIONAL NEWS REPORT
中国・福建省の近くに位置する台湾の金門島。1949年10月25日に中国軍が上陸し激しい戦闘が行われた。きょうは現地で戦士した兵士などを追悼する式典が開かれ、頼清徳総統が墓碑に線香や花輪を備え黙祷した。この後、総統は元兵士や遺族などと食事会に出席。そこで今月14日に台湾周辺で大規模な軍事演習を行った中国を牽制。

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