長野県のポツンと一軒家を訪れたが不在だった。高原さんが電話連絡をしてくれ翌日再訪。主の正三さんに話を聞いた。家には孫が遊びに来ていた。建物は両親が亡くなったあと20年前から空き家になった。築100年以上で以前は板葺き屋根だった。父は板葺き職人や大工をしており、風呂も作った。正三さんは現在飯田市に住んでいるが、両親の死後も実家に通い田んぼを管理している。ことし1月に製造業を退職した。4人兄妹で30歳のときに結婚した。家は稲作農家ではなかったが米は自給自足していた。正三さんが生まれたときはまだ車道はなく、両親は物資を背負って山道を通っていたという。