アメリカ・サンフランシスコから中継。2月に起きた中国の気球撃墜で関係が冷え込んだ両国だが、当局者が調整を重ね、ようやく首脳会談の実現にこぎつけた。会談は日本時間午前4時過ぎ、アメリカのサンフランシスコ郊外で始まった。冒頭にバイデン大統領が習主席を笑顔で迎え握手を交わした。会談で両首脳は台湾や中東情勢について意見を交わすほか、軍同士の対話の再開で合意を目指す方針。今回の会談はAPECに合わせたものだが、来年は台湾の総統選挙、アメリカの大統領選挙を控えているため双方にとってはこれが首脳同士が直接顔合わせて話すまたとないチャンスとなった。国際情勢が複雑で両国が折り合えない課題を抱えているため、互いに言うべきことは言いつつ全体としては成功を演出する階段となる見込み。