日米首脳会談、報道陣への予告はなく、合同撮影も行われない中、異例の形で始まった。30分の会談が終わった後、石破総理が明かしたのは難航する関税交渉の結果だった。「今なお双方の認識が一致していないそういう点が残っている。パッケージ全体としての合意には至っていない」と明かした。これまで関税交渉についてG7サミットがめどと話すなどとしていた。担当閣僚がさらに協議を進めるよう指示することで一致するにとどめた。ある政権幹部はイスラエルとイラン双方の攻撃が続く中東情勢も影響としている。政権内からは相互関税の猶予期間延長など一定の成果を期待する声もあった。