40カ国以上の参加者がインド太平洋地域の安全保障について話し合う国際会議「アジア安全保障会議」で、アメリカのヘグセス国防長官は「全員が負担を共有しなければ強固な同盟はありえない。タダ乗りはさせない」と同盟国やパートナー国に防衛費の増額を求めた。その大きな理由として中国をあげたが、2週間前の米中首脳会談を受けてヘグセス長官の発言は抑制的だった。その中国は日本の防衛力強化について、「軍国主義の復活」と名指しで批判した。小泉防衛大臣は演説で「核兵器と戦略爆撃機を大量に保有する国が、そのいずれも持たない日本を『新型軍国主義』とよんでいるとしたら、おかしいと思わないか」などと語った。この後の質疑応答で中国の参加者から歴史認識について質問があったが、小泉防衛相はこのことについては触れず対話の重要性を重ねて強調した。中国共産党メディア「環球時報」は「アジアの被害者に謝罪を拒んだ」と速報し、専門家の意見として「中国と対話する政治的基盤が欠如している」と批判した。小泉大臣は演説後、「日本に対して言いたいことがあるならば、ぜひ会談を行いたい」と改めて対話を呼びかけた。
