高知県内に飛来するツルの生態や保護活動について紹介する企画展が香南市の動物園で開かれている。この企画展は、四万十市でツルの保護活動などに取り組んでいる四万十川流域生態系ネットワーク推進協議会の協力を得て香南市にある県立のいち動物公園が開いていてパネルや写真など17点が展示されている。このうちナベヅルについては昨年度、四万十川流域で3羽の飛来が確認された事や体調が約1mで鍋底についたすすのように黒い色をしている事からナベヅルと言う名前が付けられたと紹介している。また保護活動については餌場とする為に田んぼに水を張ったり、ツルを誘うための実物大のツルの模型「デコイ」を設置するなど地域の住民と協力してツルが安心して越冬できる環境づくりを進めた事などを紹介している。会場にはデコイの実物も展示されていて、訪れた人が触る事も出来る。この企画展は今月末まで開かれている。