香港を彩るネオンに対しても規制が強化される様子が見られる。2010年頃まではルールがなく自由となっていたものの、香港でネオンによる演出が人気となった背景には狭い土地でしのぎを削る中でネオンでの表現に個性を見出していったという説もあるという。観光地としての人気も下火となっているといい、背景には自由な雰囲気がなくなっていることもあるとみられる。香港では香港国家安全維持法が施行されて5年となるが、これは政権転覆やテロ活動など4つの行為を犯罪として規定するものとなっていて、最高刑は無期懲役となるとともに中国共産党や政府に批判的な言論活動は事実上封じ込められるとともに、その判断も当局に委ねられる物となっている。さらに、去年3月には国家安全維持法が保管されスパイ行為や外国勢力の干渉も犯罪と規定し中国政府などへの憎悪をあおる行為への罰則強化も行われていて、法律の施行後には約30万人が海外へ移住している。