史上初2年連続大学駅伝3冠を逃した駒沢大学。今シーズンは出雲駅伝、全日本大学駅伝共にトップを譲らずに優勝で「駒沢一強」状態だった。第100回箱根駅伝では駒沢はトリプルエースの1人、篠原倖太朗選手を1区に起用、残り約3kmでロングスパートし青山学院に35秒の差をつけてトップに。2区ではキャプテンの鈴木芽吹選手が序盤から快走するが2位青山学院との差を22秒に縮められ、レース後鈴木選手は両親の前で差を詰められ悔し涙をみせた。3区、佐藤圭汰選手を太田蒼生選手が抜き青山学院がトップにたったが、佐藤選手も意地をみせ追い越すも残り約3kmで再び追い越され離されてしまい、4秒の差をつけられ2位に後退した。レース後、佐藤選手は「18kmの一番しんどいところで離された。力負けして悔しい」などとコメントしている。4区以降で再びトップを狙った駒沢だが、その差は徐々に離され想定外の2分38秒差で往路を2位で終えた。翌日、復路で逆転を狙ったが結果は総合2位。復路での激走とレース後4年生が後輩にリベンジを託した。