多くの観光客が訪れている京都では時間帯によってはタクシーの確保が難しくなっている。タクシー不足で地方の暮らしにも影響が出ている。宮崎・高千穂町では路線バスが少ないためタクシーが重要な交通手段。タクシーがつかまらない背景にあるのは運転手の離職。全国のタクシー運転手の数は4年前から約20%減少している。運転手の高齢化や新型コロナによる収入減少などが離職がさらに進んだとみられている。各地のタクシー会社は採用活動を強化している。制度改正に活路を見出そうという会社もある。2種免許の受験資格が去年緩和され19歳から取得できるようになった。運転手不足について専門家は移動の格差や生活の格差が一層広がってしまう前に対策を打つ必要があると指摘する。また鉄道・バス・タクシーの垣根を越えて一緒に議論し連携していくことが大事とした。