世界人権デーに合わせて、「SRHR」と呼ばれる「性と生殖に関する健康と権利」について理解を深める講演会がきのう、富士市で開かれた。講演会は、富士市の市民団体と女性の健康向上に取り組むNGO「ジョイセフ」が産婦人科専門医の高尾美穂医師を講師に招いて開き300人あまりが集まった。講演の中で、高尾医師はまず性や体に関する知識を得て自己決定力を持つことが人生をよりよくすると説明した。そして1994年に開かれた「国際人口開発会議」で女性個人やカップルが子どもをいつ何人産むかを主体的に選択する権利「リプロダクティブ・ライツ」が認められたことを紹介し「講演のテーマであるSRHR・性と生殖に関する健康と権利が初めて認められた大事な年です」と話した。また女性のヘルスケアについても語った。