柔道混合団体の決勝は東京オリンピックと同じ顔合わせとなった日本対フランス。前回はフランスが勝利を収めた。柔道の混合団体では合計6人で戦い、先に4勝したチームが勝利する。第1試合は村尾三四郎がペースを握るが4分では勝負が決まらず延長戦へ。延長戦では村尾選手が勝利した。第2試合は高山莉加が登場。高山は3つもらうと負けとなる指導が2つとなり、後がなくなった。一瞬の隙をついた高山選手は大内刈りで技ありを奪った。第3試合は斉藤立が五輪4大会で金メダルを4つ獲得したフランスの英雄テディ・リネールと勝負したが、延長戦の末に一本を取られた。第4試合では角田夏実がサラ レオニー・シジクと対戦。角田選手は得意の巴投げを中心に攻め、一本を取り勝利した。あと1勝で金メダルの大一番に阿部一二三が登場し、ジョアン ベンジャミン・ギャバと対戦。延長戦に突入し、約9分の死闘の末に一本を奪われた。第6戦も高市未来が敗れ3対3に。勝負はルーレットによる抽選で階級が決められる代表戦にもつれ込んだ。男子90キロ超級となった代表戦では斉藤立とテディ・リネールが再び対戦。テディ・リネール選手が勝利し、フランスが2大会連覇を達成した。今大会の柔道競技はすべて終了し、日本は金メダル3個、銀メダル2個、銅メダル3個を獲得した。