きのう投開票が行われた自民党総裁選挙は、石破元幹事長と高市早苗経済安全保障担当大臣の決戦投票の末、元幹事長が新総裁に選出された。総裁選5回目の挑戦だった。総裁選で争点の1つとなった政治とカネの問題について新総裁は「領収書の公開が10年後というのは意味ある数字とは思うが短縮することがどうなのか、全部やめるという人が自民党総裁選挙の候補の中にもいたがよく議論したい」などと話した。新総裁は来月1日に召集される臨時国会冒頭に行われる総理大臣指名選挙を経て第102代総理大臣に就任し新内閣発足。それを前に党役員と閣僚人事の検討に入りできるだけはやく骨格を固めたい考え。一方、新総裁は新内閣発足後国会論戦を経た上でできるだけ早く衆議院の解散・総選挙に踏み切りたいとしている。これを踏まえ自民党はきのう全国の都道府県連に対し来月7日までに公認候補予定者を申請するよう通達した。新総裁としては新政権に対する世論の評価などを見極めながら解散のタイミングを探るものと見られる。