自民党総裁選挙はきのう投開票が行われ、石破元幹事長と高市経済安全保障担当大臣の決選投票の末、石破氏が新しい総裁に選出された。これを受けて石破新総裁は党の役員と閣僚の人事の検討に入った。午前中、東京・赤坂の議員宿舎で人事構想を練っているものとみられ、あさっての新執行部の発足と来月1日の組閣に向けてできるだけ早く幹事長や官房長官といった政権の骨格を固めたい考え。これまでのところ高市氏や小泉進次郎氏ら総裁選挙で争った議員は政府や党の要職で起用する方向で調整している。また森山総務会長を引き続き党の要職で起用する案が出ている。一方、旧派閥からの推薦は受けないとしていて、どのように挙党態勢を構築するかも焦点となる。石破氏は午後からは公明党の党大会に来賓として出席しあいさつするほか、党のポスターに使う写真の撮影を行うことにしている。