石破茂氏が5度目の挑戦で念願の自民党トップの座を射止めた総裁選。1回目の投票では高市早苗氏が1位だったが決選投票で石破氏が逆転する劇的な結果となった。今回の総裁選はキングメーカーたちの明暗も大きく分けた。中でも派閥で高市氏を支持する意向をみせていた麻生太郎氏についてテレビ朝日官邸キャップ・千々岩森生は「少なくとも直近ではかなり影響力は下がる」とコメント。石破氏はこの週末、党役員・閣僚人事の調整を行った。党の顔となる幹事長には二階俊博氏とも近い森山裕氏、政務調査会長には小野寺五典氏を起用する意向を固めている。更に官房長官には林芳正氏を続投させる方針を固めた他、小泉進次郎氏は選挙対策委員長に起用する方針。その一方で高市早苗氏には総務会長のポストを提示するも断られていたことが明らかとなった。