今月13日に国会が閉会し、今後捜査が本格化するとみられる自民党の裏金問題。特に最大派閥の安倍派は危機感を強めていて、派閥のパーティー券をノルマを超えて販売した分について、議員側がキックバックを受けたものの政治資金収支報告書に記載せず裏金化していた疑いがあり、その額は過去5年間で総額5億円に上るとみられている。中でも注目されているのが安倍派の幹部「5人衆」と呼ばれる人物らで、その中のひとりである松野氏には1000万円超の裏金疑惑があるがこれまで説明を避け続けた。裏金問題を受けて安倍派の閣僚は事実上更迭され、新閣僚には安倍派以外から登用された。東京地検特捜部は安倍派の議員本人に聴取の要請を始めていて、数十人の議員から話を聴いて議員側の認識を調べるものとみられる。安倍派に所属する議員はキックバックは約20年前には始まっていたと証言し、さらに派閥から政治資金収支報告書に記載しないよう指示されていたことも明かした。
自民党国会議員の元秘書はキックバックは安倍派以外の派閥でも続けられていたと証言した。この元秘書も実際にノルマ超えの販売を行ったこともあったそうで、従えている議員の党内での力を示す意味でノルマを超えて売り上げる必要があったなどと話した。しかし元秘書がついていた議員はノルマ以上に売って還付されたはずの額を報告書には記載していなかったとのこと。また裏金の使途については事務所の経費だけではなく、総裁選などでも裏金を使ってきたのではないかなどと話した。石破茂元幹事長はかつて自身も派閥を率いていたが、総裁選での敗北が続き2年前に派閥を解消している。石破氏は慣例としてキックバックはあったが、きちんと記載し目的も政治活動に限られているので問題ないなどと話した。また裏金が必要となる理由については、政治を回すために表に出せない資金が必要だったのかもしれないなどと話した。安倍派のパーティー券を売っていたという男性は議員の下請け企業を相手に販売していて、断るという選択肢はないためやり方は反社会勢力と変わらないなどと話した。
自民党国会議員の元秘書はキックバックは安倍派以外の派閥でも続けられていたと証言した。この元秘書も実際にノルマ超えの販売を行ったこともあったそうで、従えている議員の党内での力を示す意味でノルマを超えて売り上げる必要があったなどと話した。しかし元秘書がついていた議員はノルマ以上に売って還付されたはずの額を報告書には記載していなかったとのこと。また裏金の使途については事務所の経費だけではなく、総裁選などでも裏金を使ってきたのではないかなどと話した。石破茂元幹事長はかつて自身も派閥を率いていたが、総裁選での敗北が続き2年前に派閥を解消している。石破氏は慣例としてキックバックはあったが、きちんと記載し目的も政治活動に限られているので問題ないなどと話した。また裏金が必要となる理由については、政治を回すために表に出せない資金が必要だったのかもしれないなどと話した。安倍派のパーティー券を売っていたという男性は議員の下請け企業を相手に販売していて、断るという選択肢はないためやり方は反社会勢力と変わらないなどと話した。