国会は審議中の新年度予算案をめぐって少数与党の自民党が野党側の意見をどう取り入れるのか今週ヤマ場となりそうだ。自民党・森山裕幹事長のコメント。政治ジャーナリスト・後藤謙次氏は「本予算を成立できる保証がない。そのため年度内いっぱいで成立させなければ政権そのものの存続が危うくなる」など電話解説。年度内に予算を成立させるためには衆議院で来月2日が期限。自民党中堅議員のコメント文。日本維新の会・前原誠司共同代表は、高校無償化について予算6000億円を維持した上で、支援金の上限63万円から与党に譲歩する考えを明かした。先週金曜日3兆8000億円規模の修正案をまとめたのは立憲民主党。これまであまり見られなかった自公政権が立憲民主党と向き合う姿。背景には立憲が占める148の議席がある。一方で新たな動きが見えてこないのは年収の壁の引き上げを巡る議論。国民民主党は先週公明党と会談。自民党に働きかけていくことで一致した。自民党の思惑。専門家は今後の与党が政策協議や選挙を見据えて3党すべてと合意を目指している可能性を指摘。