48年ぶりのベスト4進出へ準々決勝に挑んだ日本。相手は世界ランキング2位のイタリア。世界選手権で4度優勝している世界屈指の強豪国。五輪での対戦成績は2勝5敗と日本が負け越している。そんな相手を前に第1セット、主導権を握ったのは日本。まずは左のエース・西田有志が強烈なスパイクでチームに勢いをもたらす。今度はキャプテン・石川祐希。緩急をきかせた攻撃で日本が第1セットを先取する。そして続く第2セットでも日本の勢いが止まらない。怒涛の4連続ポイントで日本が2セット連取で勝利に王手をかける。ところが続く第3セットをイタリアに奪われると、さらに第4セットも奪われ勝負の行方は最終第5セットへ。ここで先に王手をかけたのはイタリアだったが、日本はしのぎ石川の連続得点で逆転、マッチポイントに。しかし再びイタリアにマッチポイントを奪われるとそのまま敗戦。48年ぶりのベスト4進出とはならなかった。試合後、今大会で退任するブラン監督をメンバーが胴上げ。男子日本代表の挑戦はベスト8で幕を閉じた。