旅行する際、時間と宿泊費を節約する交通手段として根強い人気がある夜行バス。高知県で新たに開発された「フルフラット座席」(座席24人分、180度・水平)を紹介。開発した狙いについて、高知市のバス会社「高知駅前観光」梅原章利社長は「ホテル代の高騰に加えてホテルに空きがない状況も生じている。そういった部分のニーズの受け皿になれるのではないか」と話す。ホテルの平均客室単価(東京都内・横浜市)。国土交通省は深夜移動する乗客の需要が高まっているとして、去年11月にフルフラット座席の安全に関するガイドラインを策定。バス会社等はガイドラインに沿ってフルフラット座席の安全性を向上させた。バス会社はフルフラットの夜行バスを来月から試験的に導入し、東京行きの路線(東京〜高知)で週1回程度運行予定。利用者の意見を聞き、今年秋頃から通常運行を始めたいとしている。