名人の巨大栽培施設ではミネラル豊富な地下海水を利用。近年、地球温暖化による海水温の上昇で海藻を餌とする生き物が活発化。その影響により海藻が食べ尽くされる磯焼けが世界的な問題に。日本の藻場面積は東京ドーム約1000個/年の海藻が消滅している。すじ青のりは成長し量が増えるにつれ光が当たりづらくなるため名人は1週間ごと計3段階に分けて水槽の大きさを変えながら栽培している。口溶けの良さにつながるポイントはすじの薄さ。名人たちは各地の天然すじ青のりを採取しより薄く口溶けの良い個体を選抜。そこから胞子を採取し種を作る。海藻を守るシーベジタブルの最新技術は世界各国から大きな注目を集めている。陸の植物と同じく海藻なども温暖化対策の重要な役割を担っている。