パリ五輪のフェンシング女子フルーレ団体で史上初の銅メダルを獲得。パリ五輪のフェンシング競技で日本女子がメダルを獲得するのは個人や団体を通じて史上初の快挙となった。フェンシング競技の会場となった「グラン・パレ」は1900年のパリ万博の為に建設され、屋根全体がガラス張りになっているのが特徴。屋根全体に膜が張られ、膜は軽量で建造物の負担にならず、落ちて来ないという。なぜ膜を張る必要があるか、太田雄貴氏は「試合が出来なくなる事を防ぐ為に布で覆っている。これを実施しているのが日本企業の太陽工業さん」などとSNSに投稿している。太陽工業に取材すると、「直射日光を広範囲に分散させ柔らかな光になり影が出来なくなる」などと話している。太陽工業を紹介。1992年に大阪で創業され、従業員数は約1000人で「膜構造」の建築物でトップクラスのシェアを誇っている。東京ドームの屋根や高輪ゲートウェイ駅の屋根など太陽工業が担当。他には1970年の大阪万博のパビリオンやコロナ禍に使用された医療用テントなども手掛けている。膜は伸縮性がある素材を使用し雨風に晒される自然環境にも大きく影響が出ている。建物の形状に合わせて作るため作業が困難だが長年の研究データを元に予測する事によって、軽量で安全な膜を張る事ができる。フェンシングの会場に膜を張るのは100年通して初めてだという。
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