冬のオリンピック開幕まで1年を切る中、日本勢が圧倒的な強さを見せているのがスノーボードのハーフパイプ。先月のワールドカップ第4戦では表彰台を日本が独占。北京オリンピック金メダリストの平野歩夢を抑えて優勝を果たしたのが、22歳の平野流佳。同じ平野だが兄弟ではない。流佳は高い壁を越えようと技を磨き急成長を見せている。3年前、流佳は19歳でオリンピックに初出場。しかし、大舞台で力を発揮することができず12位に終わった。一方、流佳が目標としてきた4歳年上の平野歩夢。前人未到の技トリプルコーク1440を決める。縦に3回転しながら同時に横に4回転する大技で日本選手初の金メダルを獲得した。この差を埋めるために流佳は戦う姿勢から変える必要があると感じた。流佳はまず平野歩夢が決めたトリプルコーク1440の習得を目指し、より高く跳び素早く回転する練習を繰り返した。さらに、その大技の前に別の高難度の技ダブルコーク1440を組み込むことにも挑戦。そして、先月のワールドカップ第4戦(アメリカ)。北京大会での敗退から3年。自分の滑りを貫き、平野歩夢を抑えて優勝を果たした。優勝・平野流佳、2位・平野歩夢、3位・山田琉聖。
住所: 岐阜県郡上市高鷲町西洞3086-1
URL: http://www.takasu.gr.jp/
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