国際部デスク・豊永博隆が取材した番組「BSスペシャル 情報は人類を滅ぼすか~ユヴァル・ノア・ハラリ 現代を読みとく」を紹介。ユヴァル・ノア・ハラリさんはイスラエルの歴史学者で大ベストセラー「サピエンス全史」の著者。今回紹介する番組のテーマは「情報」。ロンドンに滞在していたハラリさんを取材したときの映像を紹介。ハラリさんの新刊「Nexus」は、ロンドンの書店でも平積みされていた。本のキーワードは「情報」。ハラリさんは、人間がこれほど自滅的な決定を多く下しているのは人間の本質ではなく情報にあると話した。またより多くの情報が得られるのは良いことで多くの真実を得られると考えるがそれは間違いと語った。ハラリさんが語る“情報”がもたらす悲劇に関わる場所、ドイツ・バンベルクを訪ねた。ここには中世に行われた“魔女狩り”のガイドブックが残されていた。魔女狩りとは魔法を使うと疑われた人を拷問にかけて処刑するもので、ヨーロッパ全体でおよそ10万人が処刑されたといわれている。この悲劇を生んだのも偽情報に基づく物語だった。ハラリさんは、魔女の情報は今日でもSNS上で見かけるような話で現代への警告だと話す。