- 出演者
- 若林正恭(オードリー) 林修 井森美幸 陣(THE RAMPAGE) 池田美優 村山輝星 槙野智章
オープニング映像。
今なんでこーなったかを近現代史で解説する。AI林修は本日のテーマに沿った資料や論文をインプットし未来予測ができる。
国民調査を行った結果、コンプライアンスが変わったと感じる人は約8割。1961年、札幌市の動物園では人間vsカンガルーのボクシング対決が行われていた。ビール早飲み大会などコンプライアンスガバガバイベントも開催されていた。教育現場ではクラス全員で正座、怒鳴られ頭をひっぱたかれるなど。
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- 札幌市(北海道)
正座させられたり木刀でお尻を叩かれていた若林は母校にロケに行った時に先生に「昔の話あまりするなよ」と言われたという。2000年の森内閣の行政改革大綱には「事後監視社会への移行を目指す」と書かれていた。国民の主体性と自己責任を尊重し、相互に監視するための行動基準としてコンプライアンスという考え方が浸透していったという。
コンプライアンスが変わった理由を近現代史を紐解いてランキング化し紹介する。林先生が考える3位2000年代に多発した食品偽造事件。2001年大手企業による食品偽装が相次いだ。当時BSE問題が発生し政府は畜産業者を救済するため国産牛の買取事業を行ったが外国産牛肉を国産と偽って国へ買い取らせていて食品メーカーへの信頼が失墜。07年にはミートホープがミンチに廃棄肉を購入させたことが発覚。これらの事件発覚の発端は内部告発によるもので、これにより企業で増加したのは内部通報専門窓口で企業自ら隠し事が出来ないシステムを導入したことで不正はいつか暴かれるという意識が根付き、不正できない社会風潮がコンプライアンスが変化したと考えられる。
2000年ごろから内部告発により企業の不祥事が公になるケースが増え、それまでは外に漏れることが少なく隠蔽されていたケースがたくさんあったと考えられる。今の感覚では絶対だめでバレることであるが当時は相談できる場所などがなく企業が抑えることもできたと考えられる。その後コンプライアンス違反を内部告発するのは裏切りではないという教育などされ正しい行為と社員が理解するように少しずつ変わったとされる。また、偽装などが相次いだのは不景気も関係していると考えられるなど話した。若林は事務所のカラーが分からなかったが今の子たちは事務所のカラーを知ることが出来るから知ったうえで自分の事務所に入らないなど話した。
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- コンプライアンス
林先生が考えるコンプライアンスが変わった理由第2位は「1989年 新語・流行語大賞」。 この年に金賞に選ばれたのは「セクシャルハラスメント」。きっかけは福岡の出版社に勤める女性が上司を相手取り民事裁判を起こしその後世間に浸透。そして12年後に生まれたのがパワーハラスメント。パワハラは和製英語で生みの親である岡田康子さんによると2001年当時の職場は電話で怒鳴る、接待で引きずり回され夜中まで働くなどヒドイ状態で苦しむ人が多かった。それに対して女性はセクハラで無理難題は言われないと不平がきっかけで作られたという。その後モラハラやマタハラあんど様々なハラスメントが定義づけられた。NOと言える環境に肯定的な意見がある一方で麺をすする音が嫌だという「ヌーハラ」など細分化されすぎるという声も存在しハラスメントにおびえる人々も増加している。
林先生は日本語について吸収力が豊かで造語能力も高く言語化されてきったという。ハラスメントについてつらい思いをして言えなかった人が言えるというメリットもあるが細分化されすぎて本音で言えなくなってしまっているデメリットもある。また告白ハラについて恋愛事態ハラスメントっぽさがあり恋愛が減るや無理やりデートに誘うなど昔の恋愛ドラマはほぼダメであるなど話す。また打ち上げで目の前に20代の女性アナウンサーがいたが共通の話題がなく「どこ住んでいるの?」と一番ダメな質問をしてしまったことがあった。髪切ったは容姿に関することなのでセクハラになる可能性がある。また言った時の清潔感も関係していると思うと若林は話、槙野さんなら大丈夫だが自分がドギマギしながら来たらアウトかもしれないと話した。あるテレビ局ではコンプライアンス室を作ると毎日相談が来るが聞くと教育や指導の範疇と思えるものが多く本人の捉え方であるが、一方で若い人からは怒ってくれないと声もあると話した。こうなると全部録音するしかないと話す。林先生は止まらない方なため録音されていると思ってしゃべっていると話す。また日本コンプライアンス推進協会によると現在100以上のハラスメント用語が認定されているという。ここで「絵から何ハラ?」と出題。
ここで「絵から何ハラ?」と出題。正解は「マルハラ」。マルハラはメッセージを「。」で終わらせストレス行為とされる。スタジオでも村山輝星さんは「。」はつけないで絵文字かそのまま、伸ばし棒にしてほしいと話し世代によって異なるが国語のテストで「。」をつけず減点されている子もいると話すが林先生は文章は句点を持って完結すると説明するとロジハラと指摘されてしまった。
林先生が考えるコンプライアンスが変わった理由1位は「Windows 95」の販売。インターネットの登場し日本社会を激変させ発売した1995年はインターネット元年と呼ばれた。
2008年にTwitter・Facebookの日本版が開始されたが土台になったのはWindows95。「アイツはコンプライアンス違反だ!」という声を上げやすくなったとのこと。格差社会で上級国民と言われる人がやりたい放題やっていて、頑張っても上に行ける見込みがないため自分が上がれないなら相手を下げるしかない。そのため社会に対する不満をコンプライアンス違反として指摘しているという。
このままコンプライアンスが代わり続けると日本はどうなるのか。当番組のために開発されたAI林修が研究や論文を解析し未来予測。AI林修は「企業がコンプライアンス管理にかかるコストを価格に転嫁することであらゆる商品の価格が上がる。例えば食品・飲料に影響があり、輸入食品は手続きが厳しくなりコストが上昇する可能性がある」と答えた。さらに「企業や社会全体が新しいスタンダードに対応するようになり、自動運転技術の普及に伴い交通ルールも進化する。ロサンゼルスでは無人タクシーを運行し、事故が発生した場合でも責任を明確にする法律が整備されているため新しい技術が比較的スムーズに展開されることができる」とのこと。
AI林修がコンプライアンスが変わった未来の日本で誕生を予測する無人タクシー。実はすでにロサンゼルスでは実現していた。実態を知るべく現地取材することとなった。それは無人自動運転タクシーであるウェイモ。アプリで配車し、目的地も事前に登録して支払いを行うが車内に運転手はいない。スタートボタンを押せばハンドルが自動で動き走り出すという。
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- Waymoヴェニス(アメリカ)
なんで男性は”毛を嫌う”ようになったのか。男性で毛を処理する人が増えたのか国民調査をしたところ、7割の人が増えたと回答。脱毛している人が脱毛してない人に何かと先輩風を吹かせる脱毛マウントも現在は起こっていた。
林修は脱毛をするわけがないと言い、若林正恭は1回すね毛をやったが大きなものに負けた気がしてと話した。急にすね毛の生えている人を見ると生き物寒や動物寒があるとのこと。
第3位は2005年頃からの細眉男子ブーム。なぜ細眉男子ブームを第3位に選んだのかというと、亀梨和也・市原隼人・水嶋ヒロなどイケメンの条件は”細眉”であり一般人も細眉にして細眉男子が闊歩していたという。なぜ「細眉」と脱モンが関係するのかというと、毛を抜く原体験が細眉にあるからとのこと。細眉にするという原体験は脱毛するハードルを下げていた。
第2位は2010年に香川真司がドイツに行ったから。なぜ「香川真司がドイツに行った」が第2位なのかというと、2010年に独リーグのドルトムントに移籍し2年後には英リーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍したが、香川真司は2010年に出演したサッカー番組で自ら脱毛を公言していた。当時は脱毛していることが言いにくかった頃、彼が海外に行ったことですごく意識が変わったという。そのため時代のスターに影響されて脱毛する人が増えたとのこと。槙野智章はサッカー界は脱毛の風習がすでにあり、全部脱毛していると話した。
タイパ(タイムパフォーマンス)とは限られた時間内で最大の成果を出す考え方である。そういうマインドが高まる中で毛を手入れする時間はムダだというようになり、脱毛するとその時間はゼロになるというようになった。情報が増えることによりやりたいことも増えるが1日の時間は増えないため、どこかを削ってやりたいことに時間を振り分けることが大事となる。
「行列のできる相談所」の番組宣伝をした。