地下鉄大門駅から歩くこと約3分。次から次に並んでいく客の列は途切れることなく続き、ついには2列に。お目当ては「お弁当のかわの」の弁当。店に入ると一番人気の日替弁当を注文。行列の先にあったのはフタからはみ出るびっくり弁当。あじフライと大きな竜田揚げが2つのって、値段は格安の600円。魚弁当にはクリームコロッケに大きな赤魚の半身がのって、こちらも600円。厨房では次々におかずを詰め、出来上がったら棚の上に。注文を受けたらごはんを詰めて客へ。提供スピードは1人当たり20秒足らずと連係プレーが光る。この日は4時間で857食を販売。それにしても何故こんなに安く提供できるのか。店主の井上さんが、深夜1時前からたった一人で仕込みをすることや、形はちょっと悪いけど味には問題がない野菜などを安く仕入れることで、この価格を実現している。その思いは客にちゃんと届いている。行列も納得の逸品。