新潟・村上市では12月に伝統の鮭漁が最盛期を迎える。江戸時代から鮭の漁場として知られる三面川ではウライと呼ばれる柵が漁に使われる。産卵のために遡上する鮭を籠に誘い込む仕掛け。鮭は大きい物で重さ10kgにもなる。獲れた鮭はその日のうちに隣の直売所で販売される。直売所では鮭の卵を取り出して専用の水槽でふ化させて稚魚を放流している。明治時代、青砥武平治が村上に支流を造って鮭が産卵をしやすい環境を整備して鮭の数を増やしたことで知られている。町では冬の風物詩“塩引き鮭”がみられる。鮭料理を紹介。三面川鮭産漁業協同組合・平田茂伸さん、鮭の博物館館長・奥村芳人さん、鮭加工店店主・吉川真嗣さん、村上の“鮭料理名人”・富樫裕子さんのコメント。