サントリーホールディングスはきょう、都内で記者会見を開き、新浪剛史社長の後任として、鳥井信宏副社長が社長に昇格する人事を決めたと発表した。鳥井氏は58歳、サントリーの創業者、鳥井信治郎氏のひ孫に当たり、1997年に入社したあと、飲料や酒類の事業を取り扱うグループ会社の社長などを務めてきた。創業家の出身者が会社のトップとなるのは、2014年以来、およそ10年ぶりとなる。また、新浪社長は、代表権のある会長に就任する予定で、新社長、新会長とも来年3月の株主総会での承認を経て、正式に就任することになる。