国会で30年ぶりとなる総理大臣指名選挙の決選投票を経て第2次石破内閣が発足した。特別国会が召集され、続々と登院する議員たち。国民民主党は28議席を衆議院選挙で獲得し、選挙前の4倍の勢力となった。与党の過半数割れにより、キャスティングボートを握る躍進を遂げ、「103万円の壁」の引き上げを訴える国民民主党だったが、代表の玉木氏に女性問題に関する報道。進退について「仲間に諮りたい」とした。国民民主党・玉木代表の単独インタビューは謝罪からスタートしたが女性問題は政策に影響しないとした。きょうの党首会談でも玉木氏が迫ったのは年収が103万円を超えると所得税が発生する「103万円の壁」の見直し。基準額を178万円に引き上げるよう求めたのに対し、石破総理から具体的な言及はなかったものの、方向性は一致した、と説明した。一方で自民党内からは国と地方、あわせて7兆円以上の減収となることから反発の声も上がっている。