昭和52年(1977年)に放送された「新日本紀行 都の西北〜東京・早稲田〜」を放送。1971年頃の早稲田大学で学生として大学職員のアルバイトをしていたという視聴者からの投稿を紹介。番組では当時正門の近くにあった「おふくろ食堂」の様子や、2階に芝居小屋がある喫茶店やキャンパスのあちこちに小屋を立てて稽古をする演劇サークルなど、1960年代の学生運動が落ち着き、平穏な日々となった早稲田大学界隈の様子を伝えた。おふくろ食堂は既に閉店しているが、店主の吉田なをさんは食堂の店主としてだけではなく学生たちの恋愛とか結婚とかのプライベートの相談なども受けていたという。また早稲田の演劇サークルからは演出家の鴻上尚史や俳優の堺雅人といった人材を輩出している。