7月の消費者物価指数は、変動が大きい生鮮食品を除いた指数が前年同月比より3.1%上昇した。コメ類の上昇率は90.7%と高い水準が続いている他、チョコレートや鶏肉も上昇が目立ち、食品の値上がりが全体を押し上げた。こうした中、日銀が政策金利を引き上げる「利上げ」に動きやすくなるとの見方が強まっている。長期金利の代表的な指標である10年もの国際の利回りは一時1.615%まで上昇し、約10年ぶりの水準をつけた。長期金利の上昇は「住宅ローン固定金利」の引き上げにつながる危険性があり、暮らしへの影響が注視される。
