ひと昔前まで過酷なイメージが強かった遠洋マグロ漁船だが、最近は若手を呼び込むために船内の快適な環境作りが進んでいる。布団クリーナーや除湿器などの最新家電も自由に持ち込むことができる。洗濯コーナーでは、水は貴重なので海水で洗う。お風呂も海水だが、トイレには真水を使う温水洗浄便座が付いていた。船内では、衛星通信を使うことで遠洋に出ている間もインターネットを楽しむことができるなど生活環境は様変わりしている。一方で、漁業の人手不足は年々進んでいて、従事者はこの20年の間に半減。高齢化にも歯止めがかからない。若手の漁師を確保しようとVRを活用してマグロ漁を疑似体験できる取り組みも始まった。長崎県の水産会社が始めた「一年漁師」という期間限定の働き方の紹介。しかし、社長の竹下さんは個人だけでの人材確保は難しいと危機感を募らせる。