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「鶴岡市」 のテレビ露出情報

山形県庄内地方の庄内柿。干し柿にして食べられてきた。この干し柿は平安時代の書物にも登場する。今、この庄内柿を世界に売り出そうという取り組みが進められている。そのカギを握るのは庄内柿にまつわるストーリー、物語。山形県鶴岡市で開かれた試食会。口にしているのは手軽に栄養が補給できるエナジーバー。原材料は庄内柿の干し柿。エナジーバーを開発した佐久間麻都香さん。山形の大学で農業を学んだ佐久間さんは10年ほど前、廃業を考えていた高齢の柿農家と出会い、その後栽培を引き継いだ。庄内柿の魅力を幅広い年代に伝えたい。佐久間さんは柿を使った加工品を開発しようと試行錯誤を重ねていた。転機はビジネスパートナーとなるオランダ人のデイビットリップスさんとの出会い。2人は意気投合した。山伏修行をするなど運動好きなリップスさん。ヨーロッパで人気があり、手軽に栄養が補えるエナジーバーを日本では見かけないことを話した。歯応えと粘りけを兼ね備えた干し柿がエナジーバーに向いているのではと提案した。2人が目をつけたのが水分が抜け過ぎて硬くなった干し柿。おいしく食べられるものの商品には向いておらず、農家がやっかいものとして扱っていたもの。価値を高め、むだをなくす。一石二鳥のアイデア。3年ほど前に製品化に成功。当初、月2000本程度だった売り上げは3倍以上に増えた。去年秋、工場を移転。生産能力が高まり、販売拡大を目指す
2人の取り組みに注目したのが地元、鶴岡市。数年前から農産物や加工品などの輸出に力を入れてきた鶴岡市は今月31日からロンドンでフェアを開催。そのラインナップに干し柿を使う2人のエナジーバーを加えた。その決め手となったのが開発までのストーリー。鶴岡市はおととし12月にロンドンで開催したフェアでおよそ100人を対象にアンケートを実施。その4割ほどが主に商品のストーリーを重視すると答えた。庄内の豊かな土壌に、霊峰月山からの雪どけ水。昼夜の寒暖差。こうした環境が育む伝統の庄内柿。その干し柿は厳しい冬の保存食として1000年もの間、地域で受け継がれてきた。さらに日本とオランダの若者が手を取り、やっかいものを価値あるものに変えた。ヨーロッパ在住のフェア担当者との打ち合わせで鶴岡市の担当者は2人が紡ぐストーリーがロンドンで受け入れられるか、意見を求めた。庄内で受け継がれる干し柿の新たな形。ロンドンの人たちに受け入れられるのか。期待が膨らむ。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年6月21日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(特集)
山形県沖が震源で山形県鶴岡市で震度6弱を観測した地震から今月18日で5年となった。鶴岡市課税課の小松隆主査は地震発生直後被害が大きかった小岩川地区でり災証明書の発行に向けた現地調査を担当した。り災証明書は1000件を超え対応に困っていたところ、救いの手を差し伸べたのは熊本市職員。平成28年の熊本地震の経験から現地調査のノウハウを持っていたという。小松は熊本市[…続きを読む]

2024年5月21日放送 14:05 - 14:50 NHK総合
列島ニュース(山形局のニュース)
鶴岡市にある荒沢ダムではこの時期、朝日連峰から雪どけ水が流れ込み、今月26日にダムの周辺で開催されるイベントのため、通常より水位をおよそ3m上げている。そのため木の根元から幹までが水に沈み、新緑が水面から顔を出しているように見える光景は「水没林」と呼ばれている。ダムでは地元のカヌーの愛好家たちがヤナギやブナなどの木々の間を通り抜け、日ざしに輝く新緑を楽しんで[…続きを読む]

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