鶴田町の鶴田小学校では、総合的な学習の一環として、地元の伝統芸能の獅子舞を学ぶ体験授業を5年前から行っている。きのうは5年生24人が参加し、まず保存会のメンバーから、鶴田小学校に統合したため閉校した小学校で、長年引き継がれてきた獅子舞の映像や江戸時代の古文書などを見せてもらい、獅子舞が地域に根ざした伝統芸能であることを学んでいた。続いてお囃子の体験が行われ、子どもたちは教わりながら太鼓や笛、鐘の演奏を楽しんでいた。そして最後に獅子舞の踊りの基礎となるステップを学ぶ時間が設けられ、子どもたちは片足で跳ねるように進みながら体を大きくひねったり力強く足を踏み鳴らしたりしていた。子どもたちはこのあと月に数回練習を重ね、来年2月に行われる参観日などで獅子舞を披露するという。