ことしの東京のスギ花粉の飛散開始日は1月8日で、調査開始以来観測史上最も早かったという。さらにウェザーニューズによると、ことし西日本で花粉が飛ぶ量は過去10年で最も多いかそれに匹敵するという予想になっている。わしお耳鼻咽喉科の鷲尾院長は、「ことしは飛ぶ量が多いため花粉症デビューする人も多いのでは」と指摘。特に注意が必要なのが、花粉以外のアレルギーがある人だという。パナソニックが調べたことしの花粉症による労働力の低下の経済損失額は1日あたり約2320億円。症状が1日どれくらいの時間、仕事に影響しているのかというアンケートと総務省の労働力の調査と平均給与の調査などを基に計算。花粉症に悩むのは大人だけではない。ロート製薬が小中学生の子どもを持つ親およそ1万4000人に調査を行ったが、自分の子どもが花粉症と診断された、花粉症なんじゃないかと思うと回答したのは全国で48%。さらに子どもだけではなくペットも花粉症になる可能性があるという。アニホック動物病院グループの藤野総獣医師長によると基本的に動物全般に花粉症はあるという。症状は人間と同じ結膜炎、くしゃみ、せきなど。この時期、散歩に連れていくときには草むらは入らないように。一番大事なのは花粉を家に持ち込まないこと。花王によると服の素材も大事だという。さらに、花粉を顔に近づけないことも重要。換気をしたい場合、窓を10センチぐらい開けてそこにレースのカーテンをしてあげると花粉が入り込んでくるのが4分の1ぐらいになるという。