ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録が決まった日本の伝統的な酒造り。国内での日本酒を取り巻く環境は決して芳しくないのが現状。国内の清酒消費量(国税庁「酒のしおり」から)によると、量は減り続けている。かつて7000以上あった酒蔵は1164軒(2021年時点)。伝統的な建物が多く立ち並んでいる佐賀・鹿島市。鍋島は、日本酒人気が低迷していく中、逆にブランド力を鍛え国内外で販売数を増やしてきた。宿泊できる酒蔵を作り、料理も提供しながら多角的に日本酒の魅力を発信している。4代目の飯盛日奈子さん25歳。今回の登録を若い世代が日本酒を飲むきっかけにしたいと考えている。富久千代酒造4代目・飯盛日奈子さんは「ユネスコに日本酒が登録されると考えてもいなかった。日本の若い子にたくさん飲んでもらいたい」とコメント。