高さ330mのに麻布台ヒルズの空調も高砂熱学が手掛けた。その心臓部は50m潜った地下5階に案内してもらったのは凄まじい音とともに巨大な機械と太い配管が伸びる光景が。配管には冷水・中温冷水という文字も。麻布台ヒルズのような大型商業施設では、地下に巨大な冷凍機やボイラーがあり、冷たい水やお湯を大量に使っている。それを各フロアに送り、風を当てて冷暖房を行っている。高砂熱学がこの施設でやっているのはそれだけではない。館内に入っている15もの店舗一軒一軒に対応する空調も手掛ける。麻布台ヒルズカフェは有名シェフが監修したメニューが人気だが厨房は客席とのしきりのないオープンな造りになっている。こうした空間に対し、最新ソフトを使って空気の流れを計算。このカフェの場合では、客席から厨房の方向に流れるように設計。厨房の上にある換気システムでカフェ全体の空気を吸い込んでいる。客席にニオイが回らず気持ちよく過ごせるという。さらに麻布台ヒルズに関する空調の施工図などが置かれた部屋は、細かく配慮して設計した結果、その量は段ボール30箱に及んだ。快適な空調を生み出すためにとんでもない労力が生み出される。その分、受注金額も大きく、大規模施設なら数百億円になることも。
住所: 東京都港区麻布台1-3-1
URL: https://www.azabudai-hills.com/shop_list/2002.html
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