今回訪ねたのは、群馬県の伊香保温泉。年間80万人が訪れる人気の観光地で、その街のシンボルが石段。両わきには群馬名物の玉こんにゃくに射的など、温泉街ならではのお店が並び、多くのお客さんでにぎわっていた。温泉街といえば射的のイメージがあるが、150段に本格的な弓を体験できる弓屋がある。212段目にあったのは足湯。黄金の湯とよばれ、黄色が特徴で石段の地下を通って各旅館に運ばれている。300段目の長い行列の先のお客さんたちのお目当ては伊香保名物、湯の花まんじゅう。おまんじゅうが出来たのは115年前。製法は当時のままで、昔ながらの道具を使い、一つ一つ手作りにこだわっている。365段目上り切った先にあったのは伊香保神社。そして伊香保の温泉街は日が落ちて夜になると石段がライトアップされて、幻想的な雰囲気に包まれる。