多くの検討と交渉の結果USスチールがアメリカに残り本社もピッツバーグにとどまるとトランプ氏はSNSに投稿した。トランプ大統領は一転して日本製鉄によるUSスチールスチール買収計画について提携を支持すると表明した。実現すれば日本製鉄として過去最大級の買収となる。日本製鉄とUSスチールの計画的な提携が少なくとも7万人の雇用と140億ドルの経済効果をもたらすとしたことに複数アメリカメディアは買収を承認したと報じ、日本製鉄も「ご英断に心より敬意を表します」とした。投稿から2日後にトランプ氏はあくまで投資だと強調しアメリカ側が主導権を握る可能性を示唆した。来月5日までに買収の可否を判断することになっている。買収のライバルでクリーブランド・クリフスゴンサルベスCEOが放った過激な日本批判が注目、日本製鉄橋本会長に対し脅すような発言もしていて日本製鉄は「偏った固定観念に固執し続けていると認識している」とコメントしている。買収を巡った新たな動きとしてアメリカ政府が重要事項に対し拒否権などを行使できる黄金株を保有する案が浮上した。