千葉県富津市と鋸南町にまたがる鋸山。まるで鋸の歯のように見える姿からその名前が継いたと言われる。ロープウェーもあるが今日は登る。登山初心者の小笠原アナの助っ人は、鋸山ガイドセンター代表の佐生さん。ガイド団体代表を務め、英語も堪能で海外の観光客など鋸山の魅力を伝えるガイド活動を行っている。鋸山の標高は329m。今回はハイキングをしながら歴史的なスポットを散策できる車力道コースを上り、ロープウェーで下山したあと麓の温泉に浸かる日帰りプラン。駅から登山口まで歩いて約10分。登山道に入ると景色は一変。今まさに新緑が見頃。鋸山はアジサイの名所としても有名。6月下旬になると山頂一帯に約2万本のアジサイが咲き誇る。国際山岳医の稲田さんによると、登山はジョギングと同じくらいの強度があるという。心肺機能を鍛えることになって、それが結果として生活習慣病の予防に繋がっていくという。月2回低山に登ることで、十分に健康効果が期待できる。道中77歳の男性と遭遇。低山で初心者が気をつけるポイントは、息も絶え絶えなペースは負荷がかかり過ぎなので、会話ができるペースを守りながら登るのが、楽しくて健康的だという。大切なのは休憩。30分に1回は足をとめ、体が冷えない程度に休憩。糖分を含んだおやつで、注意力・判断力の低下対策。そもそも車力道という名前は、鋸山は江戸時代から昭和にかけて採石の山として栄えた石材の産地で、当時車力と呼ばれる人たちが切り出した石材を荷車に乗せて人力で運んでいた。車力道の脇には、切り出された石が並んでいた。1本80キロあり、車力の人たちは一度に3本まとめて女性が運んでいた。