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「齋藤裕教授教授」 のテレビ露出情報

ことしのノーベル化学賞に3人の研究者が選ばれた。選考委員会は、米国・ワシントン大学のデイビッドベイカー教授と、米国のIT企業グーグルのグループ会社で、ロンドンに本社のあるDeepMind社のデミスハサビスCEO、それに研究チームのジョンジャンパー氏の合わせて3人を選んだと発表した。ベイカー教授は、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸からほかのたんぱく質とは異なる全く新たなたんぱく質を設計することに成功した。DeepMind社のハサビス氏とジャンパー氏は、アルファフォールドと呼ばれるAI=人工知能モデルを開発し、長年にわたり難問とされてきたたんぱく質の立体構造を高精度に予測することに成功した。DeepMind社は、2015年に囲碁のコンピューターソフト「AlphaGo」を発表。世界トップクラスの韓国人棋士との5番勝負の対局で4勝1敗で勝利し、AIの可能性を世界に示したことで大きな話題となった。そして、2016年にアルファフォールドの開発に取り組み始め、今回の受賞につながった。生命にとって欠かせないたんぱく質。選考委員会は、独自のたんぱく質を設計できるようになったことは、人類にとって最大の利益だと評価している。AIの発展について、ベイカー教授は「私は何年もこの研究をしてきた。ほかの2人の受賞者が開発したAIの手法を応用することによって、私たちのたんぱく質の設計の正確性などが大幅に向上した。世界をよりよくしていけることにわくわくしている」と述べた。AI活用に詳しい、北里大学未来工学部の齋藤裕教授は「特にたんぱく質を研究する分野に与えたインパクトは大きい」と述べ、受賞が決まった3人の功績をたたえた。一方、AIを研究に活用する際に、どこまでを委ねるかについては「AIはできることが増えて非常に強力なツールなので、AIと共存する中では研究の方向付けは、人間が人間のためにやらないといけない」と話していた。英国の企業の2人は、会見でよろこびを語った。一方、AIのリスクについてハサビス氏は「システムや技術が強力になるにつれ、より活用方法や利点を強化するとともに、悪用のリスクを減らす方法を真剣に考えなければならない」と述べた。きょうは、文学賞の受賞者の発表が行われる。

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